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オークランド, New Zealand
Power In Numbersはオークランドを拠点とする政府公認のイミグレーションアドバイザーの会社です。スタッフの平均在住歴は20年以上!オークランド大学へ通い、卒業し、移住を経験したスタッフとニュージーランド生まれで育ったスタッフのみで運営を行っています。
現地の現役統計データアナリスト(BSc、PGDipSci、MSc)の分析もあり、常に数万に及ぶ移住者の実際のデータを基に、最新の情報と分析を提供しています。勘、経験、雰囲気だけでアドバイスは一切致しません。ブログでは統計だけではなく、日常のこと、仕事のことや、永住権に至るまでのことを書いています。

2016年5月23日月曜日

ニュージーランドの就職活動 -CV持ち込んでみちゃった編-

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前回は、就職活動でのCVを持ち込みについての話でした。

最近は募集はほとんどオンライン。
理由は情報の整理やデータベースへの記録が楽だということと、必要事項を全て伝達し記入させた上での応募なので理に適っているのです。

その昨今の状況を知ってか知らずか、未だに根強い持ち込み話。


この前はなんか偉そうなこと書いてたけど、実際持ち込んだことあんのかよ?


という人もいそうですね |д゚)



ええ、ええ、持ち込みましたよ。



基本的に就職活動はSEEKTradeMeを使っていた(これもしっかりとした理由があるんだよ)のですが、ある時、家から30秒の高級ビルのオフィスの一部門で求人が出ていたのです。


が、その頃はなかなか面接まで辿りついていなかったので、ハラハラしていた。


そこで思い出したのがCV持ち込み作戦。

気分はミッション・インポッシブル(ごめんなさい、トム)。



最近のエレベーターはボタンがついていないんです。

エントランスに大きなタッチパネルがあり、希望の階を触るとどのエレベーターに乗るかを指示されます。


CV持ち込みはビルに忍び込むところから始めなくてはいけません。


ここでもたついたらただの不審者!


もちろん担当者の名前、オフィスの階数、その他必要事項は事前に調査済み。


何食わぬ顔でエントランスのディスプレイを操作し階数を入力。


使い方なんて知らないので歩きながら既に周りをしっかりチェックし入力方法は確認済み。
周りの社員に紛れ込み颯爽とエレベーターに乗り込みました。



最初の難関クリア。


後は担当者本人に会えるかどうか!


長い間の沈黙が続いたあと、エレベーターのドアが開いた。




出てすぐに目に飛び込んできたのは、受け付けのおばさん。




新たな難関だ。

しかも手ごわい。

ここでつたない英語を話そうものならアウトだ。



「何か御用ですか?」


「○×オフィスのトニーっていますか?」


「アポイントメントは?」


「実は、ないんです。このポジションに応募しようと思っているんですけど。」


「応募は全てオンラインですることになっているんだけどな。」


これを切り抜けなくては先はない。


「オンラインで登録して応募しようと思ったんだけど、この会社のシステム上に自分の名前が登録してあるみたいで。多分Undergraduate卒業時に応募したんだと思うんだけど。その時のメールアドレスももう使ってなくて。で、今回新たに登録しようとしたら何故かエラーになっちゃうんだよね。というわけでトニーに渡せないかなと思ってCV持ってきたんだけど。」


もちろん受け付けのおばさんは少しばかり同情し、カバーレターを一読した後、わかったトニーに連絡するわ!と電話をしてくれた。


よっしゃー!!!



と思いきや、


「トニー?ちょっと今から受け付け来れる?え?ミーティング?あら、本当ね。今からじゃない!オッケー!」


と話し電話を切った。


「後で渡しておくからこれ預かってもいいかしら?あなたなら大丈夫よ!」


と何が大丈夫かわからないが結局トニーには会えず仕舞い。で、連絡が来ることもなかった。




というわけで、結論。


CV持ち込みは原則的に一般に出ていない空ポジションには有効な可能性はあるが、それで雇われるとワークビザの申請時に「一般に募集をかけたのに現地人で優秀な人材が来なかった」という条件が満たせない。

一般に募集をかけているにも関わらず、持ち込みで行こうとすると、データベース上に自分の詳細を残せないので連絡が来ない可能性の方が高いので、むしろ不利になる。


というわけで、個人的には郷に入っては郷に従って一般的な応募で選ばれる方が後々楽という結論です。

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