この間のブログで紹介したワークビザの却下率、個人的には思った以上に却下されない様に思ったのですが、どうでしたか?
今回は、
ワークビザが無事に取得出来た!
頑張って永住権へ続けなくちゃ!
でも、本当にみんな永住権まで進めているの?
むしろ、本当に永住権まで進めるの?
ということにフォーカスをした内容です。
もしかしたら、知りたくもない事実が含まれているかもしれませんので、現実を見たくない方は読まない方がいいかも。
と言ってもデータの分析はあくまで一般論。
これを読んでいるあなたに当てはまるというわけではないのでご安心を。
あくまで、今までニュージーランドに移住してきた数多くの人達の統計です。
*今回の数値は却下率ではなく、ワークビザを取得した多くの人のどれくらいの人が永住権まで進めたか、もしくは進んだのかを示しているだけです。
ワークビザを取得しただけで永住権を申請せずに別の国へ行く人もいます。
職業別永住権取得率ではありませんので、注意してください*
取得率もわかるんですけどね。
それは分析サービスでやってます☆
はい、宣伝です笑
さて、本題です。
下のグラフは初めてワークビザを取得した人を取得年に分け、その後三年の間で永住権を取得した人の割合を職業別にあらわしたものです。
水色がシェフ、オレンジ色がカフェやレストランのマネージャー、灰色がリテールマネージャー(一般的な職種のマネージャー)、黄色が介護士、最後に、青色が看護師です。
グラフの説明
まず、圧倒的に数値の高い青の看護師から見ていきましょう。看護師でワークビザを取得した人の約90%がその後三年間で永住権を取得しています。
これは2009-2010年グループ、2010-2011年グループ、2011-2012年グループで差はありません。
次にオレンジ色と灰色のマネージャー職を見ていきます。
- 2009-2010年グループのカフェ・レストランマネージャーの59%と、リテールマネージャーの63%は2013年までに永住権を取得しています。
- 2010-2011年グループの永住権取得率はそれぞれ52%と53%まで落ち込みます。
- 2011-2012年グループではリテールマネージャーが64%まで上昇しているのに対し、カフェ・レストランマネージャーでは45%まで下がっています。
リテールマネージャーの2010-2011年の下落に関しては、クライストチャーチの地震の影響も考えられます。よって、平均的に見ると比較的多くの割合がワークビザから永住権へ進めていると思われます。
最後に介護士です。
2010-2011年グループの永住権取得率のみ42%と少し高めになっていますが、それ以外のグループでは32%と34%で比較的低い水準になっています。
結論
この論文の通り、看護師は就労ストレスが低く、満足度も基本給も高いため労働条件の良い環境にいます。それがワークから永住権へ繋げる手助けをしているようです。
それに対して、ワーク・ライフバランスのとり辛いシェフは永住権へ進む割合が低いようです。
もちろん、カフェでの勤務やランチがメインのレストランでは労働条件が少し違うかもしれません。
が、ディナーがメインのレストランは昼間の仕込みから始まり、夜がメインです。
忙しい時間帯は過酷な条件下で働くこともあり、仕事に誇りや情熱がないとなかなか続けていけない職場であることは確かです。
忙しい時間帯は過酷な条件下で働くこともあり、仕事に誇りや情熱がないとなかなか続けていけない職場であることは確かです。
というわけでシェフは、永住権は取れるが向き不向きがある職業、というのが個人的な見解です。
でもどういうわけか日本人に人気な業種ではある……それは移住と統計書いた通りですね。
今回のデータで気になる部分はカフェ・レストランマネージャーの永住権へ進む率が他のマネージャー職と差があるところです。
一応それなりの理由になり得ることはあるのですが、それはまた要望があれば少しずつ書いて行こうかな。
「永住権」だけを目指していると、取得後の生活に目が行かなくなることが多々あります。
永住出来る環境になったとしても、ワーク・ライフバランスが上手く取れなくなり、泣く泣く日本に帰ってしまった方々もたくさんいます。もし今、先のことを考えられる状況なら、調べられることは出来る限り全て調べてみてくださいね。
これから学校へ通い永住権を目指す方、一番大事なのは「興味のある分野」や「自分が好きな分野」を勉強することです。
その分野で仕事があるのか、ライバルになり得る人材が多いのかどうかはPINが調べます笑
今の自分の仕事は趣味の延長みたいなものなので、好きなことしながら新しいことを学んでいる毎日です。
これは別に珍しいことでもラッキーなことでもないんです。
自分で進む道を選べる国で永住権を目指すなら好きなものをやったもの勝ちです。
0 件のコメント:
コメントを投稿