少し前、小耳に挟んだ驚愕の事実を思わずブログにしてしまった。
そもそも大学院に行くと就職が出来ない、と言うのが某移住会社の教えらしい。
「大学院に行くと就職が出来ない」という議題は因果関係を示していますので「実験」が必要になります。
こういった実験は倫理に反するので実際には実行不可能ですので、分析対象を以下のように変えます。
大学院レベル卒の就職率(就業率)は専門学校レベルの就職率(就業率)を下回るのか、です。
正直誰が何を言おうと関係もないしなんとも思わないのだが、発言力がある(と周りが思っている)人が頑張ろうとしている人達の出鼻を挫くのが気に入らない。
というわけで本来は有料で提供している情報をせっかくなので載せちゃいます。
と言っても一回で書くにはちと量が多いので数回に分けて掲載します。
データの整理にすごぉく脳を酷使する上に、いろんな角度から検証しなくてはいけないので、一回では無理でした笑
太字や色文字なしで書くのでつまんないかもだけど興味がある人は頑張って読んでね♪
分析対象:
大学院レベルの学歴があると就職率が低下するのか
ここでは各レベル(Level 1からDoctorates まで)の卒業後の進路を、勉強又は研究(Study)、就職(Employment)、Benefitといった生活保護を含む(Other)の3グループに分けます。
2013年から2014年の一年間が対象で、2011年から2012年の間に卒業したグループをYears after study 1、2010年から2011年の間に卒業したグループをYears after study 2、そのまま2003年から2004年に卒業したグループのYears after study 9までの9グループの進路のデータになります。
まずは2011年から2012年の間に卒業したグループにフォーカスし進路を見ていきます。
表1: 卒業後1年目の進路(人数)
グラフ1: 卒業後1年目の進路(%)のグラフとConfidence Interval
平均して、専門学校(Diploma)から就職(Employment)に進む割合は、
- 学位レベル(Bachelor)では12%-16%
- Level 7では37%-41%
- Level 8では15%-19%
- Mastersでは12%-18%
もちろん、これは専門学校(Diploma)レベルだと「就職が出来ない」ということを示す値ではありません。
例えば調理師学校のように専門学校(Diploma)レベルがその分野の最高学位の場合は、必然的にEmploymentの割合が高くなります。
ここで興味深いのは専門学校(Diploma)レベルの進路で引き続き勉強を続けていく割合が48%と学位レベル(Bachelor)、院レベル(Level 7、Level 8、Masters)のどのレベルよりも高いことです。統計的に言うと有意差(Significant difference)があります。
専門学校(Diploma)レベル以上が存在する分野の場合には、専門学校をステップに上のレベルの知識を得ていく割合が多いことになります。
これが職業的に必要なのか、もしくは探求心が強いせいなのかは専門学校(Diploma)レベルを更に分野別に分析する必要があります。
ちなみに細分化されたデータも持っていますので、実際の依頼の際はそこまで調べます。
次回以降に調べていくのは、上記の差は卒業後の年数が上がるにつれて変化があるのかどうかと学歴別失業率(Unemployment Rate)です。
多方面から大学院が不利になる状況を探していきます。
つまんない話で申し訳ないですね笑
もっと音楽の話とかライブの話を書いて欲しいよね!
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