Power in Numbersは政府公認イミグレーションアドバイザーの会社です。
クライアントに合ったビザタイプの提示、ニュージーランドでの就職、移住の進路、申請可否の判断等のコンサルティングを行っています。
永住権、ワーク、ワーホリから学生ビザまで、ビザ問題はお任せ下さい。
PINは、ビザのアドバイスのみではなく、ニュージーランドのデータを統計学を用いた分析に基づいたアドバイスもしています。
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会社の紹介
- Power In Numbers NZ
- オークランド, New Zealand
- Power In Numbersはオークランドを拠点とする政府公認のイミグレーションアドバイザーの会社です。スタッフの平均在住歴は20年以上!オークランド大学へ通い、卒業し、移住を経験したスタッフとニュージーランド生まれで育ったスタッフのみで運営を行っています。
現地の現役統計データアナリスト(BSc、PGDipSci、MSc)の分析もあり、常に数万に及ぶ移住者の実際のデータを基に、最新の情報と分析を提供しています。勘、経験、雰囲気だけでアドバイスは一切致しません。ブログでは統計だけではなく、日常のこと、仕事のことや、永住権に至るまでのことを書いています。
2016年5月4日水曜日
永住権の……確率?改
最近よく目にする「永住権取得確率」。
みんな統計が大好きです。
無意識のうちに統計を探します。
でも、統計はとても難しいんです。
だからこそ果てしない数学への理解が要求される統計学という学問が存在するんです。
で、ニュージーランドに移住して永住権を取りたい!と思っている方なら一度は気になる(かもしれない)永住権の取れる確率。
プロの統計学者としてはっきり言います。
永住権は確率ではありません。
確率で永住権が決まるなら宝くじと一緒です。
移民局がしっかりとしたルールを規定する意味すらありません。
140ポイント以下のEOIは確率じゃん!と思った人、あれは本審査に繋がるだけで永住権自体は確率じゃないです。
むしろ確率論で永住権を語れるのなら、ポイントや学校やビザなんてハトにでも食べさせてしまえばいいんです。
「あなたは永住権取れる確率高いですよ!申請してみましょう!」とか言われて舞い上がってしまう方もいるかもしれませんが、少なくとも本当に情報、統計に精通している方ならここで確率という誤解を招く言葉は使いません。ここで使わなければならない言葉は、確率ではなく割合です。
「あなたの状況でしたら永住権を取得されている割合が大きいので比較的スムーズに審査が進むのではないでしょうか?」位が正しい言い方。
統計や確率を発表する時の問題はデータの使い方。
統計の怖いところの一つは、数字なんていくらでも出せるところにあるんです。
プロのデータサイエンティストはみんな一度や二度それで痛い目を見ます。
自分もたくさん痛い目見てます。
間違った計算方法でもいくらでも数字は出ます。
が、本当に統計を理解している人ではないとそれが間違っているのか合っているのかすらわからない。
さて、なぜこんな話になったかと言いますと、昔働いていた留学会社兼移住会社のスタッフの方がお客さんにやたらとこの確率や統計を話したがるんです。
Power In Numbersも確率や統計は大好きなのでそれはいいんです。
データの使い方おかしいにもかかわらず、この数値使えるね!とパカパカ数字を選ぶボス。
出過ぎた真似だと思っていても口を挟まずにはいられない。
しかし、聞く耳もたず。
しかも、お客様に突っ込んだ質問をされると、「統計なんかに惑わされずに自分の直感を信じましょう!」とか言ってしまう。
逆です。
自分の直感や進みたい分野で「生活出来るのか、無謀ではないのか」を判断するために統計を使い傾向やニュージーランドという国の現実を見るんです。
個人的に気になるのは、他のブログ等で出ている永住権取得率や「確率」が自分と同じ数値にならないこと。
全く違う数字が出ているだけではなく、結論が180度逆のことも多々あります。
自分も数字を出すときは延々とそのデータの構造を考え続けます。数時間という単位ではなく、何日も何日も考えるんです。
仕事の統計の時もそう。
何日も何日も考えます。
そうしないと、統計は本当に間違えるんです。
不自然な数値を出している方の一人にそれを伝えたら、
自分の経験上そうだったから。
周りもそうだったから。
Xさんがそう言ってたから。
人それぞれ環境や状況は全く違うのでそんな発言全くあてになりません。だから数千も数万もあるデータを使っていろんな状況の人を踏まえた上で数値を出すのに。
むしろただのゴシップレベルの言い訳だよ。
もし、エージェントさんやブログで統計を出しているところがあるのならば、しっかり計算方法を聞いてみてください。
企業秘密だよ!と言われるかもしれませんが、お金を払っているカスタマーさんでしたら知る権利があるのでバンバン聞いてみてください。
ちなみにPower In Numbersの分析依頼の際は計算方法、利用した値、全て明確にしていきます。
プロのレポートはそういうものです。
統計を与えられて、「この人がそういうならそうなのかも!」と言うのは宗教的考えですよ。
というわけで今度は少し踏み込んだ内容でも書いてみようかな?
例えばPower In Numbersが提供している分析サービスを少し紹介してもいいかもね♪
知りたい人がいればクリックしてね☆
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