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オークランド, New Zealand
Power In Numbersはオークランドを拠点とする政府公認のイミグレーションアドバイザーの会社です。スタッフの平均在住歴は20年以上!オークランド大学へ通い、卒業し、移住を経験したスタッフとニュージーランド生まれで育ったスタッフのみで運営を行っています。
現地の現役統計データアナリスト(BSc、PGDipSci、MSc)の分析もあり、常に数万に及ぶ移住者の実際のデータを基に、最新の情報と分析を提供しています。勘、経験、雰囲気だけでアドバイスは一切致しません。ブログでは統計だけではなく、日常のこと、仕事のことや、永住権に至るまでのことを書いています。

2016年5月12日木曜日

改・ニュージーランドの就職活動 -CV持ち込みって何?編-

就職活動、嫌ですよね……めんどくさいし、あれだけ頑張った挙句に「あなたはいらないです」なんて言われると気分が落ちるし。

日本でも嫌なのに、それを英語で、しかもビザの重圧がのしかかるせいでプレッシャーも並大抵ではないのがニュージーランドの就職活動です。


よく耳にするのは、SEEKやTradeMeで応募するのではなく直接CVを持って行けという言葉。



ニュージーランドはコネ社会なところもります。


一般に募集をかけられているポジションが実は出来レースということもあり得るので直談判で面接に取り次げ、ということです。


要は効率より足を使って稼げ!という精神論的な部分の占める割合が大きいのがこの方法。



現地の日本人にはこの精神論を掲げる方が少なくありません




精神論は嫌いではないんだけど、そういう人に限って就職活動方法論が15年前から変わっていなかったり、現状を全く理解していなかったりするんだよな、ぶつぶつ




でも、この方法、全ての職業に使える方法ではありません


しかも新たな出来レース問題に発展するんです。


ワークビザを申請する際に実は企業があることを証明しなければいけません。


それは、ニュージーランド人を対象に一般に募集をかけたけど、必要な人材が見つからなかった!という証明。

正式な文ではThe employer will need to show that no New Zealand citizens or residents are available to do the job providing evidence that they have genuinely tried to find a New Zealand worker to fill the position です。(本当はもう一つ別の条件があるのですがそれはまたの機会に。)


国民を優先的に雇用するのは国として当たり前のことです。敢えて海外の人材を使うのならばそれに見合った理由が必要なのは当然のこと。



そこで必要なのがこの条件なんですね。


で、CV持ち込みに行って採用された場合、ニュージーランド人を対象に一般に募集をかけたという部分の証明が凄く面倒くさいんです。



一般に募集をかけるというのは新聞やSEEK、TradeMe等でしっかり募集をかけることです。が、持ち込みにはこれがない。


ということは持ち込み者を既に雇用したのにも関わらず、ビザの為に「採用者が既に決まっている」新たな募集をかけ、応募者へ面接をし、断りの連絡をするという二度手間三度手間を生み出すことになります。


この構図どこかで聞いたことありませんか?


そう、これこそ出来レースの構図ですね(他にも出来レースを作る状況があるのですが、それもまたの機会に)。


もし自分が経営者なら募集もしていなかったポジションに急に現れた「外国人」の為にそこまでしますか?

もちろん、その「外国人」のスキルが他にはなくどうしても必要だと思ったら、お安い御用といくらでも手間はかけてくれます。あなたがそれほどの人材ならこれもありです。


次はこう言ったルール的視点ではなく持ち込まれる側からの視点での問題点を書いてみようかな?

ではでは★



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