今までの分析は下のリンクからどうぞ★
大公開!シェフ分析 雇用傾向編 Pt.1!
大公開!シェフ分析 雇用傾向編 Pt.2!
大公開!シェフ分析 新規雇用者編!
で、今度は収入分析です。
四半期毎の収入を基に分析を進めていきます。
言い換えると三ヶ月毎の収入ですね。
今回は左のグラフがカフェ・レストラン関係、右のグラフがニュージーランド全体の三ヶ月毎の収入です。
赤い線が平均(Mean)収入、黒い線が中央値(Median)になります。
ここで「平均」と「中央値」の説明を少し。
これは高校生の統計学でも学ぶ統計の基礎なので覚えておいて損はないです。
「平均」はみなさんご存知のように「全体の和を足した数の個数で割ったもの」ですね。
新聞でも日常でもどこでもみんな平均値が大好きです。
でも、この「平均値」実は問題があります。
それは極端に大きい数字や極端に小さい数字の影響を受けやすいのです。
例えば期末テストが、数学10点、社会100点、国語100点だとします。
平均値はなんと70点!
100点を二つも取っているのに平均すると70点に落ちてしまいます。
100までの小さい数字でもこれなのに、収入の様に大きな差がある数字が対象だとズレも大きくなりますね。
というわけで収入を分析する時は、データの真ん中の数値、「中央値」を使う方がいいのです。
じゃあなんでわざわざ赤い線を入れるのさ!?
と思った方、しっかり考えられる賢い人ですね笑
これはただ単にこんなことも出来るんだよ?という自慢をしたかっただけです。能ある鷹は爪を隠す、ではなく見せびらかしたかったのです。
と言うのは嘘で、赤い線と黒い線に差があればあるほど、すごくたくさんの収入を得ている人がいるという証明にもなるのです。逆に差がなければないほど夢がない職業になりますね笑
左のカフェ・レストラン関係の収入はだんだん赤い線と黒い線が近づいてきています。これは夢がないのではなく、ここ数年で最低時給が上がり今まで最低時給で働いていた人の収入が上がったことによる増加だと思われます。
最低時給が上がっても今までそれ以上もらっていたほとんどの人はプラスにならないからね。
ニュージーランド全体では赤い線と黒い線が離れて行っているので格差社会になりつつありますね。
Rich get richerです。
というわけでここで分析です☆
第1四半期に比べて、平均で
- 第4四半期は$344収入が増えます
という結果になりました。
もちろんこれはホリデイ中で出勤時間が増える影響で収入が上がるということですね。
ちなみに四半期毎の収入ではなく、平均年収を見てみましょう。
ヘッドシェフ、Executive Chefレベルになると一気に年収が上がりますね。
このレベルに達している方は比較的容易にPRが取得できると言われています。
せっかくなのでシェフがショーテージリストに載り続ける理由も書いておきますね。
- 専門学校をしっかり卒業する人の数が圧倒的に少ない
- 多くのシェフは海外へ出てしまう
- 調理師学校を卒業後5年後にもシェフを続ける人は、100人中40人程度しかいない
というのがシェフがショーテージリストに乗り続ける理由です。
うーん……
情報出し過ぎだよな。
みんなでシェアしてねー♪
次回は実際の調理師学校へ通う生徒数&年齢層を見ていこうかな?
これは日本人に限っての「異変」がある部分なので面白いかも。
日系移住斡旋業者の威力を目の当りに出来るかも!?
じゃーねー!
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