ニュージーランドに来て誰もが思うであろう事柄と言えば、
「英語が聞き取れない!」
・・・思ったことない?
以前どこかのパーティーでアメリカ人留学生との会話で、NZの英語が話題になりました。
英語圏の彼女がふと、
「そういえばさ、ニュージーランド人って話すの速すぎじゃない!?」
と話題を振ってきたのです。
「やっぱり!?そう思ってるのは自分だけかと思ってたよー!!!WTFってなるよね!笑」
心理学を専攻していたころは心理カウンセラー向けの臨床心理学や障害について勉強していました。
その一つ、Psychology of Communication Disorders(コミュニケーション障害の心理学)でNZ英語を改めて勉強した時に素敵な論文に出会ったので紹介します。
タイトルは、Speaking rates of American and New Zealand varieties of English。
簡単に言うと、アメリカ英語とニュージーランド英語の発声速度。
下が参考文献。
Robb, M. P., Maclagan, M. A., & Chen, Y. (2004). Speaking rates of American and New Zealand varieties of English. Clinical linguistics & phonetics, 18(1), 1-15.
この研究からわかったことは、NZ英語は速い!!!
どれだけ速いかと言うと、アメリカ英語が一分間に250音節(syllable)なのに対し、NZ英語は一分間になんと280音節!
音節ってなんだよ?って人へ。
英語での音節は音の区切りです。
母音が一つくる毎に音節が一つ来る、という感覚に近いかな?
例えば「syllable」は「syl・la・ble」で三音節で成り立っています。
慣れない英語、しかもハリウッドの映画でも速く感じるよー、って人にはNZ英語はもっと速く感じるのも当たり前ですね。
「みんな何言ってるかわかんないんだけど!?」
となる方、大丈夫です。
NZ英語のせいです。
慣れるのには時間がかかりますが、同じことを感じている人は英語圏出身の人にもいるんです。
まずは簡単な会話をしてくれるバディ(多分これが一番難しいけど)を見つけ、発音の特徴をつかんでください。
その後は自分の知っている単語なら速くても聞き取れる、という風に慣れの範囲を拡げていきます。
そんなバディなんていない!という方は、語学関係のMeetup等に参加してみると良いお友達が出来るかも♪
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