会社の紹介

オークランド, New Zealand
Power In Numbersはオークランドを拠点とする政府公認のイミグレーションアドバイザーの会社です。スタッフの平均在住歴は20年以上!オークランド大学へ通い、卒業し、移住を経験したスタッフとニュージーランド生まれで育ったスタッフのみで運営を行っています。
現地の現役統計データアナリスト(BSc、PGDipSci、MSc)の分析もあり、常に数万に及ぶ移住者の実際のデータを基に、最新の情報と分析を提供しています。勘、経験、雰囲気だけでアドバイスは一切致しません。ブログでは統計だけではなく、日常のこと、仕事のことや、永住権に至るまでのことを書いています。

2020年5月5日火曜日

イミグレーションのCOVID-19に対応する為の一時的な解決策の法案

今日はイミグレーションの立法案が公開されたね!
来週にはなんらかの結果が出て、正式な発表があると思うけど。

とは言え、一応かいつまんで説明してみます。




あくまでも期間限定

今回の措置はあくまでもCOVID-19の影響に対しての一時的なものです。
恐らく少し前の「ビザの延長」といったイレギュラーな対応を、より柔軟にしていけるようにするための下準備です。

8つの期間限定権限

今回の大きな変更は全部で8つあります。
  1. to impose, vary or cancel conditions for classes of temporary entry class visa holders
  2. vary or cancel conditions for classes of resident class visa holders
  3. extend the expiry dates of visas for classes of people
  4. grant visas to individuals and classes of people in the absence of an application
  5. waive any regulatory requirements for certain classes of application
  6. waive the requirement to obtain a transit visa
  7. suspend the ability to make applications for visas or submit Expressions of Interest in applying for visas by classes of people
  8. revoke the entry permission of people who arrive either on private aircraft or marine vessels (to align them with people who arrive on commercial flights, who can already be refused entry).
いつも通り訳は苦手なんだけど書いてみると、
  1. テンポラリーエントリークラスビザ(学生ビザやワークビザ、ビジタービザ等)の条件を課す、変更する、取り消す権限
  2. レジデンスクラスビザ(居住権ビザ)の条件の変更や取り消し権限
  3. ビザの期日の延長権限
  4. 申請がない状態でのビザ発給権限
  5. ビザ申請の際の規定条件の緩和や放棄権限
  6. トランジットビザの規定条件の放棄権限
  7. ビザ申請やEOI申請の停止権限
  8. プライベートジェットや船舶入国許可の撤回権限

そんなに悪くないかも?

基本的にはビザを申請しやすくする状況を作っているようにも見えるよね。

1番目はロックダウンで仕事がなくなった移民や留学生が、スーパーマーケットで働けるようにしたり、エッセンシャルワークで働いているビザ保有者は次のビザの審査・基準を緩和したりしたよね。
そういうことをしやすくするための権限だと思う。

ほとんどの項目は公平性(海外からプライベートジェットで来た人もいたよね)や国の状況で立ち往生してしまう可能性がある人をサポートするためっぽいよね。

特に4番目とかは、この前のウェリントンかどこかのおばあちゃんのニュースの様な状況に対応するためかもね。
帰国できなくなったUK(だっけ?)のおばあちゃんの為に、ウェリントンのホテルが無料で滞在させてあげてたら、ニュージーランドがすっかり気に入っちゃったんだって。市民の声もあり、滞在できるビザを発給してあげたって話です。

気になる部分も

とは言え、気になる部分もあるのも確か。
それは、7番目。
ビザの申請に規制をかけられるようになるっぽいんだよね。
現時点でもEOIのセレクション(今回は詳細な説明を省くね)は止まっているんだけど、ビザの申請を規制できる権限っていうのは、なかなか大きな権限だと思うんだよね。

COVID-19は雇用にも大きな影響を与えているのは確かだよね。
現地人でも仕事が無い状況が考えられる中、労働党がすんなり外国人を優先するような道を用意するのかなぁ?って気もしなくはない。
選挙のアピールもあるし。

イミグレーションはロックダウンで審査が止まっていた影響もあって(ごく一部のビザ審査は続いていたけど)、本当にたくさんの申請が滞ってるんだよね。
特にSMC(これも説明は省くね)は、ロックダウン前の時点で過去最高レベルに審査が滞っていたのも確か。
これに加えて更に多くの申請が止まっていたから、イミグレーションはこの申請をどうにか効率良くプロセスしなくちゃいけないんだよね。

とは言え、良い権限があるのも確かだよ!

今まで通り移民をしっかり公平に審査して、且つ既に滞在している人をちゃんと国の一員として対応してくれるような権限にはなってるよね!

個人的には学生ビザとビジタービザはあんまり変化なさそう。

というわけで、簡単なアップデートでした。

じゃーねー!

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