会社の紹介

オークランド, New Zealand
Power In Numbersはオークランドを拠点とする政府公認のイミグレーションアドバイザーの会社です。スタッフの平均在住歴は20年以上!オークランド大学へ通い、卒業し、移住を経験したスタッフとニュージーランド生まれで育ったスタッフのみで運営を行っています。
現地の現役統計データアナリスト(BSc、PGDipSci、MSc)の分析もあり、常に数万に及ぶ移住者の実際のデータを基に、最新の情報と分析を提供しています。勘、経験、雰囲気だけでアドバイスは一切致しません。ブログでは統計だけではなく、日常のこと、仕事のことや、永住権に至るまでのことを書いています。

2019年6月12日水曜日

経験からのCertificate in Cookery Level 4

「経験からCertificate in Cookery Level 4を取得出来る」と聞いたのですが、という相談が定期的に来ます。

こういう情報は無料でどんどん教えてしまうので、せっかくなのでここにも書きます。

実はこのタイプの学校は以前は何校かあったのですが、「移住ビジネス」として利用される傾向があったためかNZQAの審査が厳しくなったようで、一気に少なくなったんですよね。



まずは検索

この情報は誰でも取得できます。
基本的に、学校側が「特定の情報」を「特定の人へのみに流す」ということはほとんどありません。
もちろん、全くないというわけではないのですが、そういうケースの場合はまず情報が表には出てきません。

まずはニュージーランドのGoogleで「Cookery Level 4 experience」と検索してみてください。


上のスクリーンショットのようなページが出てくるはずです。
一つ目がこれで、
二つ目がこれ

よくよく見ると、Credit Recognitionという項目があります。

高等教育で編入する際によく利用されるのが、単位です。
この単位を英語では「Credit」と言います。
Recognitionが「認める」なのでCreditを認められる可能性が見出せます。

そこで認められる単位というのが、書いてある通り、「今までの経験」なのです。


このページへ行くと、Credit Recognitionの説明ページへ飛べます。

また読み進めていくと、


Centre for Assessment of Prior Learning (CAPL)
If you believe your prior learning can be assessed for more than a third of a full qualification, you can apply through Ara’s CAPL office.

という文面が。

意訳すると、「今までの学習(経験)がコース内容の四分の三以上を占めていると思う人はこちらへどうぞ」という感じです。

そこのリンクをクリックすると、以下のページへ行けます。


またまた詳細を読んでいくと、どうやら申し込み用の「Application Pack」なるものが存在するというのが分かりますね。

右にCertificateのApplication Packがあるのでクリックすると、またまた新しいページへ行けます。

ここまで来たら、オプションの一番上のInformation PackをクリックしてPDFを読んでいきます。

すると、
  • National Certificate in Occupational Health and Safety (Co-ordination) Level 4
  • New Zealand Certificate in Retail Level 4
  • New Zealand Certificate in Baking (Generalist) Level 4
  • New Zealand Certificate in Cookery Level 4
  • New Zealand Certificate in Food and Beverage Service Level 4 with Restaurant Services Strand
  • New Zealand Diploma in Hospitality Management Level 5 and Level 6
  • National Certificate in Carpentry Level 4
  • New Zealand Certificate in Fabrication Level 4
  • New Zealand Certificate in Business (Administration and Technology) Level 4
  • New Zealand Diploma in Business Level 6 and associated Ara Diploma in Business areas Level 5
  • New Zealand Certificate in Mechanical Engineering (Trade) plus one or more strands Level 4
  • New Zealand Certificate in Digital Media And Design Level 4
  • New Zealand Diploma in Web Development and Design Level 5
  • Diploma in Computer Aided Design (CAD) Level 6
  • New Zealand Diploma in Construction (Construction Management and/or Quantity Surveying) Level 6
  • New Zealand Diploma in Agribusiness Management Level 5

といったCertificateやDiplomaの審査を行っていることがわかります。

値段

良く見ると値段も書いてありますね。
Application Feeで100ドル。
Certificate qualificationなので、1,666ドルから2,346ドルですね。
ちなみにCookeryはApplication Feeと審査料で2500ドル程度です。

次のステップ

Submit the completed application form, a current detailed CV, evidence template or tick list if provided, and any other information that helps detail your experiences. Assistance is available if needed. We’ll check that you’ve sent all the evidence we require and will contact you to set up your
initial interview.
PDFを読むと全てのステップが書いてありますし、上記のような説明も載っていますので、良く読んでください。

そこで目に付くのが「Application Pack」。
というわけで、このApplication Packを請求します。

これはメールでもいいのですが、Araは電話で問い合わせるとすぐに答えてくれます。

ということで、迷わず電話をしてみてくださいね。

Assessment内容

New Zealand Certificate in Cookery Level 4の場合は、職場の調理場で課題コース料理の調理、その工程で気づいた点や注意事項をまとめる課題、オンライン面接といった感じです。

これは電話越しでもしっかり丁寧に説明してくれますので、極秘情報でもウチだけが知っている情報でもありません。

英語はいらないの?

次に聞かれるのが、「英語力はいらなんですか?」という質問。

これには語弊があり、「英語のスコアの提出」がいらないだけで、英語力はインタビューでも電話越しでも確認されています。

会話をしていて、英語力に不安が残るようだと「その英語力だと難しいかもね」という旨をこちらの心情はお構いなしに(泣)はっきり教えてくれます。

でも、実際にオンライン且つリアルタイムでの質疑応答の際に英語がわからないとどうにもならないので、致し方ないというのも確かなんです。

というわけで、問い合わせはご自身でするのがお勧めですし、Araも上記の理由でご自身での問い合わせを推奨しています。

というわけで、英語が必要ないということはないですよ!
一応英語圏なので汗

PINさんは提携してますか?

実は……提携していないんです!

とは言っても、これはウチが怠けているのではなく、一つの学校が特定の会社と「提携」をするということはあまりないんです。


この「提携」があると特定の会社にのみに有利な情報を与えているのではないか?ということが疑われるため、教育機関からの審査が入るきっかけにもなります。


ビジネス化していた学校が、審査がきっかけで廃校に追い込まれたこともありますしね。


一昔前なら根強く残っていた風習かもしれませんが、教育と移住を「ビジネス」として扱うことに対してとても厳しくなっている昨今は、CertificateやDiploma以上の学校で「提携」というのはありません。


職業柄、Araとお話しすることもたくさんあるのですが、提携という「学校と特定会社との関係性」についてはとても敏感になっていました。


以前のAraからの説明でとても印象深かったのが、「個人でAraに問い合わせたとしても、特定の会社を通してAraに問い合わせたとしても、Araからは同じ回答しか出ません。それ以上を謳っている会社を知ってたら教えてね。法的手段に出るから。」という会話。


あくまでも審査をするのは学校なので、そこはお忘れなく!



個人的には、しっかり問い合わせをし、何が必要で何をしなければいけないのかをご自身で聞くことをお勧めします。



というわけで、参考になれば良いなぁ。


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