オークランドは真冬です。いきなり寒くなってガタガタしています。
とは言っても、はっしーのいるクライストチャーチは朝起きると車の窓が凍っている位寒いらしいので、ガタガタで済むオークランドはかわいいもんですね。
そのはしおが、プログラマーに必要な英語力というかっこいい記事を書いたので、今回はそれのデータの人バージョンを書いてみます。
うーん……語弊があるかもしれないのですが、実は英語が下手なんです。
語彙力が圧倒的に少ないんです。困ったなぁと頭を抱える毎日です。
ちなみに自分は、Statistician(統計学者)として紹介されることが多いのですが、データアナリストでもあり、レポーティングアナリストでもあり、インターンに仕事を教える役になってみたり、勉強を教えてみたり、トレーニングのプレゼンターになってみたり、イミグレーションアドバイザーのお手伝いをしてみたりしています。
どこまで参考になるかわかりませんが、自分が統計学者・データアナリストとして英語を使うシーンを書いていくね!
目次 |
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シーンその1:論文+教科書漁り |
シーンその2:ミーティング |
長い! |
シーンその1:論文+教科書漁り
まず、統計学者の下っ端として論文や教科書を読むことが度々あります。ネットの海へ……泳げないからこの例えはよくないな。
ネットの原っぱへ行き論文や自分の知りたいことを漁ります。
とっかかりになりそうな論文とかインストラクション(例えばこういうの)を開き、じっくり読んでいる暇はないので、重要な部分を一気に切り取り(イメージ的な話ね)自分に必要かどうかを瞬時に判断していきます。テストのために読んでいるのではないので、頭の片隅に「このタイプの分析が必要なときはここに書いてあるよ!」と頭の中に付箋を貼っておければ十分です。
「読解力!」
って言うと思ったでしょ?
違うんだなー♪
ここで重要になる英語力は、
いかに効率良く英語で「検索ワード」を見つけるかのボキャブラリーとその単語へ辿り着くための表現力
なんです。
「そんなの英語だと難しい!」とか思うかも知れないけど、実は日本語でも難しいんだよ。Neural Networkなんて日本語でもニューラル ネットワークだから結局知識がないと辿り着けないから専門用語が絡むと日本語も英語も大差ない。
そもそも英語で仕事をする環境にいるような人ならある程度の読解力は既に身についています。
だから頭の中にある「イメージ」を単純な単語で説明出来るスキルが必要になります。
例えば「シマウマ」が分からないけどイメージはある場合は、
animal like horse black white
等で検索すると「シマウマ」が出てきます。
統計っぽい例を使うと、Behavior Analysisという言葉を知らなくとも、目的の分析タイプさえイメージが出来ていれば、human pattern social analysisとかで検索するとBehavior Analysisまで辿りつけるんです。
これはIELTSでよく使われる「Paraphrase」ですね。
この練習には自分が嫌いな単語や知らない単語をどれだけ別の言葉で言い表せるかを突き詰めていくのがいいよ。これをやり過ぎると語彙力のなさに繋がるけど笑
というわけで、英語を使うシーンその1はグーグル先生に質問するための表現力。
次は……
シーンその2:ミーティング
困ったことに、ウチのオフィスはミーティングが多いのも難点です。しかも多いからと言って、だらだら無駄にするのではなく、毎回議題に対する回答や結論を出しています。それ以外にも各プロジェクトの経過報告会的なミーティングも毎週あるんです。
インターンの留学生でも容赦なく経過報告させられます。
拙い英語でも頑張って伝えようとしている姿が微笑ましいですが、自分が発言する時のボスの顔は全然微笑んでいないので(仕事熱心&真面目なんだよ……)、簡単なジョークやミーティングのリズムを壊すことで雰囲気を和らげる必要があります。というか、周りの英語のスピードに合わせて話始められない時は、まずはジャブを打ち、「自分のスピードと発音に慣れさせる」間が必要なんです。
下手なりに気を使っているんです笑
「Hmm... What have I done this week?(あれ?今週何やったっけ?)」
等々とぼけながら適当なことを言いつつ、自分のリズムを作ります。
その後でちょっとかっこいい専門用語等を混ぜつつ話すと何かやってるんだなと言う雰囲気のままミーティングが過ぎ去っていきます。
例えば、
「That progression rate calculation does not work on that dashboard because of the data structure. Flattening the whole dataset will solve the problem but (it) requires ETL. Or I can do that in R for now.」
と言う感じでそれっぽい単語を混ぜると途端にかっこよく聞こえます。
えぇえぇ。自分でも何が何だかわかりませんが。
「Flattening the whole dataset」も最初は意味を知らなかったので同じような状況の時にデータのエキスパートが言っていたのを真似して言ってみただけです(意味を調べればいいんだろうけど、面倒くさいんだよね……)笑
これを言う前に「So...」とか「There's a problem...」とか余計なことを挟んで言うことを考えています。
実際 There is......の部分なんて誰も聞いてないからね。
I was like...... とか It was like......とかみんな言ってるけど、脳は完全にいらない情報としてドロップしてるよ。
ではここでの必要な英語力は何か!?
それは、スピーキングでの間の取り方!
映画とかを観ていてもわかる(?)と思いますが、感情が絡まないタイプの会話には話始める前に一定の間が存在します。
言語の源は感情や自分の考えです。
感情タイプの会話の場合は反射的に単語が出てくるし、相手も状況を推測できる分表現力に幅がなくてもわかってくれます。
例えば、おばけに会ったんだよ!という状況はビックリしてるか怖がっているかが一般的で、ワクワク嬉しそうにしているのはゴーストバスターズ位です。だから単語力がなくても発音が下手くそでも相手の脳が勝手に補完をしてくれて会話が成立していきます。
それに対して状況の説明や経過報告、分析方法の説明には感情が絡みません。
話している人は、専門用語は知っていて当たり前だし、聞いている方はその専門的概念がないため脳内補完が使えません。
そのため、発音も大事です。その上説明の過程でパラフレーズを多用します。
だから英語に弱みがある人が、英語でこのタイプの会話をする時には、最初の時点で自分の英語力を相手にわからせるための間と、相手のペースで進んでいた会話のスピードを一旦自分のペースに引き戻す間が必要です。
自分のテンポに変えるために、わざわざジャブを打って自分の間合いに引き込むんです。
これがないまま相手のペースに合わせたまま話を始めるとリズムが崩れる上に発音が明瞭ではないせいで、何が何だかわからない状況に陥ります。
話している方はいたって真面目なのに。
個人的には会話が空中分解しそうな「!?」という雰囲気が凄く面白いからいいんだけど、多分普通の人は面白くないんだろうね。
世の中にはこれを考えないまま出来るタイプの人もいるんだけどさ。
「ナチュラル相手に流されない」タイプだ。
「ナチュラル相手に合わせてしまう」タイプは「ナチュラル相手に流されない」タイプを真似してみてね。
自分は心理学専攻ということもあり、人の行動を一々全て考えてみないと気が済まないんだー!
ちなみにこの二つのタイプを同時に自由に使えるとつまらない内容にも抑揚が生まれて楽しく聞こえるよ。
これを応用するのが次のシーンの「トレーニングとかで先生をする時」
なんだけど、長くなったからまた今度!笑
長い!
全然英語力が関係ない話になっちゃったじゃんね。しかも長いから二回に分ける!
もっと海外で生活するにはこのレベルの英語が必要です!とか言ってみたかったのになぁ。
まぁ簡単に言うとIELTS 6.5が目安です。
自分は10年位前に取りました。
大学、大学院時代で英語力は伸びただろうから今はIELTS 40くらいは取れるんじゃないかな?
ウソです。マックススコアは9なので多分7くらいです笑
IELTS 6.5以上取れる人は日常で使う英語にはそこまで苦労はしないはずです。
それでも自分はまだまだだなぁと感じる時は、問題は英語力ではなく、英語環境でのコミュニケーション能力に問題があると思ってね。
問題点はしっかり把握しないと無駄な努力が増えちゃうよ!
人のことだから言えるんだけどさ汗
ちなみに冒頭で書いた「自分は英語が下手なんです」はホントに下手なんだよ。
次で書くけどレポート書くときには苦労するし、会話も内容によっては苦手だし。
でも下手なりに自由に使いこなせるレベルではあります。
というわけで、第二弾も書くからよろしくお願いいたしますー★
じゃーねー!
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