やっとブログの時間が出来た……
たくさんの人に「ブログは!?」と聞かれ続けて、ビックリしました。
読んでくれている方、さんくすべりーまっちです。
別に怠けていたわけではないんです(多分)笑
ライブに行ったり、日本に行ったり、試写会にお呼ばれしてみたり。
それと同時にアドバイザー関連のお手伝いが山ほどあり……
今回は大人気のはしおのブログへのアンサーソングです。
最近ワーホリさんやはしおの間で話題になっているのが、
「ニュージーランドって独身は住み難くない!?」
って話。
もっと言うと
「一人暮らしし難くない!?」
らしい。
というわけでそれについて言及するござる!
目次 |
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家賃問題! |
Whanau文化 |
西洋文化 |
ここまで書いてみて |
家賃問題!
なんと言ってもまず目につくのは家賃問題。
せっかくなので過去10数年のデータをひっぱりだしてきてグラフにしたよん。
ggplotとTime Seriesの相性が絶妙に微妙なんだよね……
読める!?笑
引き延ばしたら伸びちゃったよ(´;ω;`)
これはオークランドとウェリントンの1ベッドルーム(1LDK)の週の平均家賃です。週だからね!最近は400ドル程度。ウェリントンは350ドルくらいかな?
もっと高いでしょ!?と思った方、正解です。
Regionを使って平均の値を出したので、都市部を離れた安い場所の値段も含まれている為、体感より少し安くなっていると思います。
家賃が収入の30%だとすると……快適に過ごすには週に手取りで1400ドルくらいもらわなきゃダメだね!年収90,000ドルくらいでもまだ届かないね!
とは言っても1ベッドルームは割高なのでしょうがないね。
これが一人暮らしのハードルその1。
が、問題は家賃じゃないんだよ。
Whanau文化
マオリの特徴の一つにWhanauがあります。Whanauとは……これ読んでね。
直訳すると「家族」の意味なのですが、この家族、一般的な感覚より定義が少し広いんです。
まず、Whanauには血のつながりの家族、感情的なつながりの家族、そしてスピリチュアル(!)なつながりの家族があります。
従って、一言にWhanau(家族)と言っても色々な形の家族が存在します。
Whanau的な意味でCousinも良く出てきますね!
Cousinと言えばいとこです。
が、こっちでは少しニュアンスが違います。
極端に言うと、とにかく気が合えばCousin。友達の友達でもCousin。
で、もう少し仲良くなって家でともつるむようになるとWhanau。
そうすると、家に「Cousin」がいても全然不思議じゃない。
だから家族や気の合う友人や仲間と一緒に住むのが一般的なんです。
日本(もっと言うとアジア圏かな?)ほど「一人暮らし」に拘らないんです。
昔ホームステイしていたお家も、マザーの彼氏のアル中っぽい人が住んでいたり、ホストブラザー・シスターの友達が住んでいたりとそれはそれは刺激的でした。
結局国レベルで「みんなで住んだ方が安いじゃん!」という風潮があるので、一人暮らしのハードルが上がります。
これが日本人の目には奇妙に映るのかもね。
西洋文化
大前提として多くの人が勘違いしている(こともないだろうけど)のが、一人暮らし。ニュージーランドは地の果てだけれど、一応西洋文化の流れを汲んでいます。
西洋文化でも家を共有(フラット)することは一般的です。
そもそも一人暮らしをする瞬間なんてあるのか?
勘が良い人は気づくだろうけど、西洋文化の定番の「巣立ちシーン」は大学の寮に移り住むこと!そこでも一人暮らしという定義は出てこない。
Toy Story 3のAndyも立派に成長し大学の寮へ移り住む(ご丁寧にもCollegeって書いてある)。
青春ムービーのAmerican PieもCollegeの寮へ旅立つ直前の話。
ちなみに自分は2が好きです。
コメディTVシリーズ(Sitcomって言うんだよ)のThe MiddleのAxlとSueもしっかり成長してCollegeの寮に移り住みました。
人生の次のステージは……そう!卒業後です。
社会人として世に出るのだけど、大抵は在学中に出来たパートナーと住み始めます(もしくは在学中から住んでるかも)。
やっと一人暮らしだー!と思うかもしれないけどそうは問屋がおろさないんです。
大ヒットSitcomのFriendsを思い出してみて。
みんなRoommateです!
素敵な俳優のJoeyもしっかり働いているChandlerもフラットしています。
最近ではThe Big Bang Theory。
SheldonもLeonardは大学でしっかりとした職を持っているにも関わらず一緒に住んでいます。
インド人のRajは移民で実家が大金持ちなので一人暮らし。
性格に癖のある(全員あるけど)Hawardは結婚するまで実家暮らし(だからLoserの雰囲気が出ているんです)。
アメリカ人で数少ない一人暮らしタイプが、自由奔放で天然で後先を考えないPennyです。
Sitcomレベルでもすんなり受け入れられる位、フラットやシェアハウスは本当に一般的なんです。
Collegeの為に親元を離れる、寮を離れシェアハウスを経て、夢の「自分のプロパティ」へ移り住んで行くのが成長過程でもあり、人生のステップアップの指針なんです。
しかも2Pacの名曲、Hit 'Em Upでも宿敵の,The Notorious B.I.G.に「ウチのソファで寝泊まりしてただろ!」と言及しています(曲は激しいタイプので自己責任で聴いてね)。
それだけ「一人暮らし」に拘らず、「他人と住む」ということに日本ほど抵抗がないのが西洋文化なんです。
だから「ニュージーランド」に限ったことではない。
そもそもこっちで「日本の様に(自分の育った定義で)暮らす」ということ自体がズレているんじゃない?と感じてしまう。ない物ねだりに近い感覚で。
ここまで書いてみて
というわけで、結果として単身世帯向けの物件が必然的に少なくなるんです。大は小を兼ねる!という意味でも、単身が良かったらみんなで大きな物件に住めばいいじゃん!ってなってるのかもね笑
部屋にバスルームが付いているお家もたくさんあるし。
ここまで読むと、これを書いている人はさぞニュージーランドに慣れているのだろう、と思うかも。
が、実はそんなことはなく、これら全てを踏まえた上で「自分で住みたい!」とわがままを突き通しています。常にない物しかねだっていないので困ります。
こっちの生活に慣れているわけではなく、自分のテリトリーにミニ日本を作り上げることで生きています笑
えぇえぇ。アホですね。
というわけで、「一人暮らしのハードルが高い!」と宣っている人たちは、まずは世界的にはその認識が少し違うのかも……というところから話を始めると楽かもよ!笑
はぁ……ホントは永住権の申請とその結果を国籍別、職業別に説明していく予定だったのに。
まぁいいか。
はしおへのアンサーソングだけど、no hard feelingです笑
アイのあるアンサーです笑
じゃーねー!
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