会社の紹介

オークランド, New Zealand
Power In Numbersはオークランドを拠点とする政府公認のイミグレーションアドバイザーの会社です。スタッフの平均在住歴は20年以上!オークランド大学へ通い、卒業し、移住を経験したスタッフとニュージーランド生まれで育ったスタッフのみで運営を行っています。
現地の現役統計データアナリスト(BSc、PGDipSci、MSc)の分析もあり、常に数万に及ぶ移住者の実際のデータを基に、最新の情報と分析を提供しています。勘、経験、雰囲気だけでアドバイスは一切致しません。ブログでは統計だけではなく、日常のこと、仕事のことや、永住権に至るまでのことを書いています。

2017年12月24日日曜日

永住権申請者は本当に減ってしまったの?

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2017年のニュージーランドはビザの規定の変更が多くあり、バタバタした年になりましたね!


今回のブログのテーマは、

8月の永住権申請の規定変更を機に駆け込みで申請した人が増えたようで、最近周りで永住権を取得しているご家族が増えている♪

という発言を目にしたこと(耳にしたのかも)。


規定変更でハードルが上がったのは周知の事実なのですが、本当に移民数が減ったのかどうかも気になるところ。


減ってなかったら何のための規定変更だったんだってなるよね。


今回は規定変更後の申請数と無事に申請を受付られたケース数、最終的なビザの結果を見てみようかな!

最も一般的なSkilled Migrant枠で、Principal Applicantのみ、更に2010年の11月(確か)からビザの枠からPermitがなくなりビザのみになったので、ビザのみに焦点をあてています。

Long Term Skilled ShortageやTalent (Accredited Employer) Work Visaはビザタイプが違うので外しているよ。

個人的にはTalent (Accredited Employer) Work Visaが増えると良いなぁと思っている今日この頃です。難しいと言われていますが、手の届くレベルのビザではあります。安定度を考えると狙う価値があるビザですね!


目次
申請数(Residence Application on Hand)
受理数(Residence Application Accepted)
ビザ申請の承認数と却下数(Decision of Application)
ビザ申請の承認と却下の割合(Ratio)
移民は締め出されている……ように見える?


申請数(Residence Application on Hand)


申請数を月別に表わしたグラフ。
政府の会計年度(Government’s financial reporting year)なので7月スタートなんです。

2012年辺りから申請数が増え始め、ピーク時には月6,000件を記録しています。
その後、2015年に一度落ち着きを見せ始めますが、今年の規定変更の直前に再度増加。
その後は安定し、ピーク時の約半数の月3,000件辺りとなっています。

やっぱりハードルを上げた分申請数が一気に減っているのがわかります。


それでも申請数はかなりの件数になっています。


これだけ見ると、もしかしたら今後更に規定を厳しくするんじゃないか……と思うかもしれませんが、申請数の中の「受理数」が重要なんです。



ちなみにこのグラフ、もし仕事レベルなら個人的にはダメ出しします。

どこがダメかと言うと、色です。

x軸にしっかり「月」の記載がされているので、色分けをする必要は一切ありません。
色分けをしたいならx軸の詳細はいりません。

情報を二重に提示しているダメなグラフのいい例です。
でもクリスマスなのでオッケーです。

受理数(Residence Application Accepted)

今までは1,000から1,500件前後あった受理件数が2017年4月にはなんと500件以下に!とはそれは一時的で、現在でも800件程度は受理されているみたいだけど。

それが多いのか少ないのかの判断は出来ないけどさ。

ここから何が読み取れるかと言うと、今年の規定変更はそれになりに効果があったということ。

受理された申請の中から審査が始まり、そこから却下や承認が決まります。
元栓を閉めることによって、結果的に流入する数を減らせるんだね!


とか書いていると、今度は却下数と承認数も気にならない?

ビザ申請の承認数と却下数(Decision of Application)


やっと正しい色使いになった笑
厳密には色から導かれる間違った印象を避ける為にグレーを使うのがいいんだけど。
目のコンディションによってはこのグラフは見づらいハズ。

赤が承認で緑が却下です。
常に一定の数は却下されているのが一目瞭然です。

前のチャプターで受理数が一気に下がった2017年4月の大半は2017年の7月頃に審査が終わったみたいだね。

気になるのは緑の数に、あまり変化が見られない部分。
グラフの高さの変化は大きいのに、緑の変化はそれほど大きくない気がする。

気のせい?
どう思う?


で、こういう時は割合確認。

ビザ申請の承認と却下の割合(Ratio)


割合を調べることによって各月の承認と却下のバランスを公平に比べることが出来ます。

過去二年間は却下されている割合は17%位。

この却下枠にいた人達を承認側に傾けるのに多くのアドバイザーが関与したみたいだけど、まぁそういうことはまた今度。

とにかく、今までの17%っぽい数値に対して、ここ数ヶ月の却下率はパッと見20%越え。
2017年7月は4分の1以上が却下されています。


実際に大きな変化があったかどうかは統計的な分析をしてみないといけないんだけど、グラフにするだけでもたくさんのことが分かるよね♪

このレベルだったら高校生でも出来ると思うよー☆

移民は締め出されている……ように見える?

すっかり今回の記事の始まりを忘れていたけど、ビザの承認数は間違いなく減っています。
周りで取得出来た人が多い様に思えるのは、多分規定変更直前での駆け込み申請が増えた為だと思われます。

ここまで読んでみて、どう感じた?

移民は削減され続けるんだ!

って不安を煽るような内容に読み取れるかもしれないけど、それは人は見たいものしか見ない良い例だよ笑


変更があってもこれだけの人数にしっかりビザがおりています。
規定が明確になってきている分、グレイゾーンが一気に少なくなっただけです。
そのグレイゾーンの影響で、今までは国が求めている人材以外の流入が多すぎたのです。


しっかり国が欲しがっている(優遇している)人材を見極めてプランを立てればいいんだよー!


今年は何件か却下になった申請を承認まで覆したケースがありました。
アドバイザーを頼むのは負けだ!みたいな風潮をたまに聞くけど、今後を見据えた賢い人ほど賢くアドバイザーを利用している印象を受けました。

申請を丸投げじゃなくても、

今この状態で申請しようと思っているんだけど問題点ありますか?

って聞くだけでもとても意義のあるアドバイスをもらえるよ!


もちろん、自分で出来ることもあるんだけどね!


せっかくだから今度は自分の永住権申請の時に自分でやって失敗したことでも書こうかなぁ。
そんな個人の話に興味がある人いるのかにもよるか……


えにうぇい、みんなめりーくりすます!はっぴーにゅーいやー!
今年もお疲れ様でした!
よく頑張りました!
ぐっじょぶです!


じゃーねー!

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