会社の紹介

オークランド, New Zealand
Power In Numbersはオークランドを拠点とする政府公認のイミグレーションアドバイザーの会社です。スタッフの平均在住歴は20年以上!オークランド大学へ通い、卒業し、移住を経験したスタッフとニュージーランド生まれで育ったスタッフのみで運営を行っています。
現地の現役統計データアナリスト(BSc、PGDipSci、MSc)の分析もあり、常に数万に及ぶ移住者の実際のデータを基に、最新の情報と分析を提供しています。勘、経験、雰囲気だけでアドバイスは一切致しません。ブログでは統計だけではなく、日常のこと、仕事のことや、永住権に至るまでのことを書いています。

2016年7月21日木曜日

Decileってなんなのさ!? 計算方法編

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ホリデイも重なって結局木曜日になってしまった!

というわけでDecile第二弾!

興味ある人はいないであろう、計算方法だよん。

全部で七つのステップに分かれていて、説明して行く前から既にへこたれそうだ……

まず、


ステップ1!
各学校が生徒の住所をMinistry of Educationに送ります。
これを基に各学校の学生がどの地域から来ているのかをまとめていきます。


ステップ2!
学生の住所が揃ったら、今度は生徒の住所別にMeshblockと呼ばれるより詳細な地域に振り分けていきます。



Meshblockなんて聞いたことないなんだけど!?



という方、日常で使うことはほとんどないのでご安心を。

MeshblockとはStats New Zealandが制定する地域単位で一区域(ユニット)につき約五十家庭が入ります。ということは、Meshblockのサイズは地域によって異なることになりますね。地方だと家の数が少ないのでMeshblockのサイズは大きくなり、オークランドの様に密集した地域だとその分Meshblockのサイズが小さくなります。

ちなみにニュージーランド全土でMeshblockの数はおよそ46,000。

そのMeshblockを基準に、各ユニット内の学生数とパーセンテージを計算します。


ステップ3!
ここはMeshblockの調査です。
各Meshblockを五つの経済指標を基準に調査していき、五つの基準値が等しく(均一に)各Meshblockの最終的なスコアに反映されます。
要はどのカテゴリーも最終的に20%ずつMeshblockのスコアに利用されるということですね。

I.  世帯収入
世帯収入が下位20%を下回るの世帯の割合を計算します。この割合は、単純な下位20%ではなく、国内の一世帯の大人の数、子供の数、そして子供の年齢を基に調節された下位20%です。
無職の人や生活保護を受けている人はこの世帯収入の計算には含まれません。

II. 職業
ANZSCOのレベル4、レベル5で働く保護者の割合を計算します。

III. 世帯密集度
ここでは各住居の密集度が1を超える世帯の割合を計算します。
10歳以下の子供は2人で一部屋、保護者は二人で一部屋、それ以外の家族は一人一部屋という基準を基に密集度は計算されます。

2014年にMinistry of HealthがAnalysis of Household Crowdingというレポートを発表したのも記憶に新しいですね♪

IV. 教育レベル(学歴)
高等教育を受けていない保護者の割合を計算します。

V. 収入支援
生活保護やその他の国からの援助を受けている世帯の割合を計算します。


ステップ4!
ステップ3で計算した各Meshblockの五基準が、基準毎にMeshblock内の学生数を基に加重されていきます。
学生数が少ないMeshblockではDecileに対する影響が小さくなり、逆に学生数が多いMeshblockはDecileの数値に対する影響が大きくなります。
学校を中心にみている調査ということを考えるととても妥当な計算方法ですね。
ここからやっとステップ3の計算がDecileに結びつき始めます。


ステップ5!
上の五基準を用いて、基準毎に各学校の位置づけをしていき、百分位数(簡単にいうと一から百までの順位)でスコアをつけていきます。
例えば学校Aは基準Iではトップだけど、基準Vでは一番下、学校Bは基準IIIのみ一番で後は並という感じですね。


ステップ6!
ここで初めて各学校の五基準のスコアの合計を出します。
この合計数が学校のスコアになります。


ステップ7!
最後にニュージーランドの各学校をステップ6のスコアを用いて10のグループに分けます。
このグループがDecileになるんです。


長かったー!!!

ひとまずDecileの計算方法はこれでわかったね!

またねー!


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2016年7月15日金曜日

移住って大変なの!?

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少し前にツイッターでも書いたけど、日本人はあまりデータを気にしない。


大公開!シェフ分析 永住権編等で公開した移住関係の分析は、実は海外のクライアントが多くて、日本人は十人に一人位の割合しかいない。


決断を後押するのは「感情」や「誰かの一言」だけではなく、本当は実際のデータが凄く重要。

だけど、日本人は情報使い方や重要性の勉強はほとんどしていないのでその発想がないんだろうね(ニュージーランドの高校ではちゃんと教えてくれる)。


個人的な感覚だと、ブログやツイッターは情報収集の場と言うよりはリアリティーTVやワイドショーの延長に近い。


そこで「普通の人」の移住話を見聞きして「結構出来ちゃうのかも!?」と思ってしまうんだよね。


これは凄く危ない考えで、家族を連れての海外移住は本当に千差万別です。
あの人には起こらなかった難関や問題が自分の周りでは日常的に起こります。



とはいえ、出来るか出来ないかで聞かれたら、もちろん出来ると答えます。



事実2015年には60,000人弱の人達が移住してきていて、出来ないと言うのはおかしな話だし。6万人に出来るというのは結構な割合で出来ているレベルの物事です。


ただ、移住を考えている段階で「英語がなぁ」とか思っていると黄色信号です。


「よし、移住しちゃおう!」


と思った時点で英語は「スキル」ではなく「生活必需品」になるんです。

もちろん「子供が永住権を持っているので一緒に住むんです♪」とか「定年後の楽しみで!」とかなら英語なんて旅行レベルで十分です。その場合は全力で楽しめばいいんです。


でも、家族を連れて「さぁ暮らすぞ!」となるなら話は別です。
英語出来るまで本当に必死に努力することは必須条件です。

ある程度の英語力(アカデミックIELTSで6.5位かなぁ)は、英語圏の社会で一仕事人として暮らしていくなら当然必要です。


そこまで出来てやっとスタート地点です。


その後、英語で使える「技術」をしっかり身に着け(その為に専門学校やら大学やらに通うんでしょ?)、職を得なければなりません。もっとも、知識と同時進行で英語力を上げていくのが賢い&効率の良い生き方です。


別の場所に住むというのは、常にたくさんの「試練」が待ち構えています。
でも、壁にぶつかるたびに逃げないで対処していけばちゃんと進んで行けます。


辛抱強く少しずつでいいので進んで行くことが大事なんですよ!


後は就職時のテクニックや暮らしていく為の知恵を蓄えていけば大丈夫。


(ちなみにPINは就職のテクニックやCV、カバーレターの添削もしています。というわけでPINに相談を笑)


とにかく、立ち止まらずに常に先を見通し、どんな状況も想定の範囲内と考えられるだけの度胸と覚悟は必要です。


ちなみに運がどうとかもあると聞きますが、個人的に運は嫌いなのでそんなの信じていません。


チャンスを物に出来るだけの実力さえ身に着けて、常に「Be Prepared」の精神でチャレンジを続ければ運は呼び寄せられます。


というわけで「英語がなぁ」から「英語さえ出来ちゃえば余裕じゃん」まで来たら移住青信号ですよ!

後は本物の「情報」を得てしっかりプランを立てれば大丈夫!



もちろん情報はPINのデータ分析をご利用くださいませ笑

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2016年7月7日木曜日

日本人留学生 at ……

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日本人留学生 at 語学学校の続きだよん。

もっと早く書くつもりが寄り道をしてたらこんなことに。


早速本題へ。


今回の日本人留学生は……高校生!

日本人留学生の分布は下記の様になっています。


一番多いのがPrivate Training EstablishmentsことPTE。
簡単にいえば、NZQA認定のプライベート(私立)の高等教育機関です。

クッカリー、その他の専門学校、Level 8、Level 9で「大学」ではない学校等がこの範囲になります。

このレベルが一番多いのは受け入れる年齢層が幅広いので当然と言えば当然のことなのです。


で、二番目に多いのが、なんと高校生!
年間2500人程度います。


自分も高校留学生だったので感無量(と言っても何が感無量か全然わからない)!


と言ってみたところでこれが本当に「多い」のかどうかはまだわからない。

ということで次のグラフ。


各学校レベルの国別の割合です!

中国が圧倒的なのはほっといて(悪気はないです)、オレンジの日本を見ていきます。

日本人留学生が一番多いPTEの日本人の割合は、全体の10%にも満たないにも関わらず、日本人留学生はなんと全体の20%弱!

五人に一人は日本人!

空港のハンコを押す人に五人の留学生が来ると、そのうち一人は日本のパスポートを持ってきているんです。

凄くない?

で、ここで質問。

タイ、韓国、日本を除いた国は高校レベル以上の留学生が多いのに、何故この三カ国は高校生が多いのか?


わかる?


わかったらPINのサポート&アドバイス係に欲しいレベル!笑


まずタイ!
……よくわからない!
これは本当によくわからない。
何でだろうね。


次、韓国!
兵役!
兵役が始まる前に海外の教育を体験させたり、あわよくば兵役を免除出来ないかな?という層が多いので高校生が多いのです。


で、最後が日本。


これは、帰国子女入試狙いの留学生。


帰国子女入試は本来は家族の都合で海外で生活しなくてはならなかった高校生でも大学入試に参加出来るように発足された入試方法です。


しかし、世間の「ぐろーばらいぜーしょん(どっかのCMみたい)」に伴い少しずつ海外へのハードルが下がってきたところで増えてきたのが単身留学。

二年間(大学によっては三年間)海外の高校に通えば帰国子女入試でいい大学に比較的楽に入れるのです。


本当は大学レベルで留学をすると名実ともに「使える人材」になる気がするんだけど。


それでも帰国子女入試はおいしい話には違いありませんね。


かく言う自分もあわよくば帰国子女……と思ったことがあるようなないような……


もう一つ、日本の高校留学生が多い理由は、不登校の高校生達!


日本で馴染めなかった高校生や色々な事情で学校にいられなくなった高校生が第二のスタートとして海外進出するんです。

自分が教えている高校生の8割くらいはこのタイプ。なんだかんだ文句を言いながらもしっかり授業に来ています。よし!来週は休みにしちゃう!?と言ってもしっかり来ています。不登校なんて嘘だ……


というわけで、日本人の留学生は圧倒的に高校生の十代が多いんですね♪


ビジネスチャンスを狙っている方、この年齢層をターゲットにしてみてはいかが?笑


自分にも塾を開いて欲しいとの要望がたくさんありました。

もちろん断りました!笑

統計学者は塾しません。


……してもいいんだけど凄くめんどくさそうだから、その時は誰かと提携しよう。

じゃーねー!

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2016年7月5日火曜日

移住するならこの業界、ニュージーランド高収入職業トップ15!

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どっかのアホな週刊誌の見出しみたいなタイトルですが、この前のIT業界(プログラミング関係)のススメの続きです。


こんなセンセーショナルでお洒落なタイトルにしたらたくさん読んでもらえるんじゃないか?という浅はかな作戦です。


タイトルに引っかかって読んでくれている方、ありがとうございます♪
損はさせません(保証は出来ないですが)!笑

上のエントリー以降、


IT業界(プログラミング関係)ってなんだよ!?


と言うメールやツイッターのDMでの問い合わせが一気に増えたのです。
逐一順番に返していますが、


こんな変な会社にいきなりメールしたらアホなこと言われるか金払えと言われるかのどちらかだ!


と思って直接聞けない方もいるかもしれないのでブログにしておきます。


下のリストがLowestとHighestトップ15の業種です。


Lowestはあくまで参考に。

ここで注目するのはHighestです。
お医者さん、エンジニア、銀行や保険会社のマネージャー職等錚々たる職業が並んでいますね。


が、問題はそこじゃない。


一番際立っているのは実はお医者さんでもマネージャーでもない、Information Technology関係。

トップはInformation Technology System Architectで、高給取り上位15種類の中の6種類はInformation Technology。


で、気になるのはITのどの分野なんだ!?ということですよね。


結論から言うとInformation System関係が一番ホットです。


週二、三日ウチのオフィスに来ている方はThetaから派遣されています。
その人は、それ以外の曜日はASBやWarehouse、BNZ等のオフィスにいるみたいです。

気になる年収は……120,000ドル(日本で言う1200万レベル)程度。


まぁ大したことはないですね。と粋がる声が震える位のレベルです。


残業しているところは見たことないですし、日本の言い方ならスーパーホワイトな業種です。


それでもこの年収。


毎日移住関係の相談メールが山の様に来ていますが、一番多いのがまず学校で勉強をして現地で就職したいというタイプ。

何故か多くの高学歴の人が大学院なんて行くなって言われたんですけど、ニュージーランドでは高学歴は嫌がられるんですか?

という一文を添えてくれるんですけど、そんなバカな話はありません。
オークランドの某大手証券会社で人事も担当していた偉い友人は大学院レベルが来たらまずは面接してみると言ってましたよ。

逆にこれだけ実力社会のニュージーランドでどこをどう考えたら院卒が使えなくなるんだ……

その後、

どの分野がいいですか!?

と聞いてくれます。


ベストアンサーは自分が興味のある分野が一番です。
楽しく生きるのが一番です。


が、個人の好みを無視するのなら、一番のオススメはInformation Systemです。


大学に通えるのならば(ちなみに専門は二年なので大学の方がオススメ)、Information SystemとComputer Scienceを学び、余裕があるならStatistics(統計学)です。


本当は一番セクシーな統計学がオススメだけど笑


これだけで就職も有利、ワークも有利、永住権も有利、職場環境も有利、年収も有利、と全て一気についてきます。


英語がなぁ……


と思っている方、英語が出来る(アカデミックIELTS6.5レベル)だけで一生安泰でニュージーランドで暮らせるならお安い御用だと思うんですが、どうですか?


ちなみに世界で需要が高いプログラミング言語は下のリスト。


JavaやC#は根強い人気ですね。


誰も興味もなく気にしていないでしょうが、自分は統計学者で8位の「R」使いです。
それにプラスしてSASやExcelも使えて、データのArchitectureなんちゃらも出来ます。
で、もれなく下手くそな英語もついてきます。


えぇえぇ、ちょっと自分のアピールもしてみたかっただけです。

と言うわけで、聞きたくてもメールやDMするほどでもないなという方へ向けたアドバイスでした★


じゃーねー!

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2016年7月3日日曜日

IT業界(プログラミング関係)のススメ

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是非ブログに書いてー!との希望があったのでこれも書いちゃいます。


IT関係(どちらかと言うとプログラミング関係)が強いと思う理由です。



と言っても、これはデータで証明が出来るものでもないので今回は統計は出ない……ハズなんだけどこういうの書いている時点であのデータをあーしてこーして分析したら証拠として提示出来そうだなぁ、とか考えちゃう。

根っからのデータサイエンティストですね。でも数字を出すのはちゃんと依頼してくれた方へとっておきます。



とにかく、ITが強い理由だっけ?