会社の紹介

オークランド, New Zealand
Power In Numbersはオークランドを拠点とする政府公認のイミグレーションアドバイザーの会社です。スタッフの平均在住歴は20年以上!オークランド大学へ通い、卒業し、移住を経験したスタッフとニュージーランド生まれで育ったスタッフのみで運営を行っています。
現地の現役統計データアナリスト(BSc、PGDipSci、MSc)の分析もあり、常に数万に及ぶ移住者の実際のデータを基に、最新の情報と分析を提供しています。勘、経験、雰囲気だけでアドバイスは一切致しません。ブログでは統計だけではなく、日常のこと、仕事のことや、永住権に至るまでのことを書いています。

2021年5月7日金曜日

新しいワークビザの2021年5月時点での詳細

 今日の説明会

今日は移民局主催の「2021年中に始まる新たな就労ビザ(ワークビザ)」の大まかな説明がありました。
説明会はオンラインで行われていたのですが、(相変わらず)細かい質問には答えられずどちらかというと現時点で決まっている流れの説明に近かったという印象です。

移民局のサイトでも英語版の説明がありますので、そちらもご参照ください(https://www.immigration.govt.nz/employ-migrants/introducing-new-accreditation-and-single-work-visa)。

Accredited Employer Work Visa (AEWV)

新たな就労ビザはAccredited Employer Work Visa (AEWV) と呼ばれることになります。
Accredited Employerは「認定された雇用主」という意味です。
今までは移民を雇う雇用主は「認定されている雇用主」と「普通の雇用主」で分かれていました。
今後は移民を雇う全ての雇用主が移民局へ登録をし、このAccreditedの認定を受ける必要があります。
Post Study Work VisaやPartnership WorkVisaといった、スポンサーを必要としないワークビザとは違い、「認定された雇用主(スポンサー)」が存在して成り立つワークビザなのでAccredited Employer Work Visa となるんですね。

AEWVに統合されるビザ

  • Essential Skills Work Visa
  • Essential Skills Work Visa — approved in principle
  • Talent (Accredited Employer) Work Visa
  • Long Term Skill Shortage List Work Visa
  • Silver Fern Job Search Visa (2019年10月7日に終了)
  • Silver Fern Practical Experience Visa

新たな規定の開始日

新たな規定は2021年11月1日から施行されます

新たな申請プロセス

AEWVのビザで移民を雇う前(ビザの申請をする前)に
  • 雇用主が新たなシステムでの認定を受ける
  • ジョブチェックを受ける
  • 雇われる方がビザを申請をする
のプロセスを経る必要があります。

ジョブチェックの時点で、雇われる方が適した技能や経験を持っているかも確認されます。

新たなシステムの3つのチェック項目

上記の各プロセスを確認するための移民局のチェック項目が以下となります。
  • 雇用主のチェック(the employer check)
  • ジョブチェック(the job check)
  • 雇われる方(ビザ申請者)のチェック(the migrant worker check)

雇用主のチェック(Employer Check)

Employer Checkの段階で、雇用主が認定がされているかが確認されます。
認定は雇う移民の数によって2つのカテゴリーに分かれます(これは以前Jandals Lifeで説明した通りです)。
  • スタンダード登録(standard accreditation):移民の雇用が5人以下の雇用主
    雇用主が所属する業界の基準と規制の基準を満たすことに加え、雇用法に違反した会社や企業のリストに載っていないことが求められます。
  • ハイボリューム登録(high-volume accreditation):移民の雇用が6人以上の雇用主
    昇給と労働環境の向上、ニュージーランド人への継続的なトレーニングとスキルの向上に貢献しなければならない、というルールが課せられます。

ジョブチェック(Job Check)

ジョブチェックでは、
  • 雇用市場と同じレベルの報酬を払っているか
  • 雇用条件が雇用法を守っているか
  • 雇用市場の確認をしたか(現地人で適した人材がいなかったかどうか、求人広告を掲載してチェックしたかどうか)
を確認されます。

ニュージーランドの時給中央値(2021年5月の規定では25.50ドル)の2倍の報酬を得ているポジションに関しては雇用市場の確認は必要ありません。
報酬が時給中央値未満のポジションに関しては、Ministry of Social Developmentの確認も必要となります(2021年6月から7月にかけて詳細が発表されるとのことです)。

ジョブチェック(求人広告掲載など)の費用は雇用主の負担となります。

分野によっては人材不足が既に把握されているので、分野毎の対応もあるようですが、詳細は後日とのことでした。

雇われている方のチェック(Migrant Worker Check)

AEWV申請の最後のプロセスが雇われている方のチェックです。
この段階で初めて申請者の審査となります。

審査内容は、
  • 犯罪歴
  • 健康
  • スキル
  • 経験
といった内容で、今も行われている審査内容に近い部分です。

この箇所の費用は雇用主か申請者が支払います。
詳細は2021年後半に発表されるとのこと。

雇用主の認定・登録はいつからできるのか

2021年11月1日の規定の施行に先駆け、雇用主は9月下旬から登録の申請が可能となる予定です。
現時点での規定で認定を受けている雇用主(Accredited Employer)は新たな規定での登録・認定が必要となります。

移民を雇う意思のない雇用主は登録の必要はありません。

新たな移民を雇う意思はないが、現時点で移民を雇っている雇用主も登録の必要はありません。

今日の説明での新情報

最も重要な説明は開始時期の説明でした。
今までは「2021年の後半のいつか」だったのが、「2021年11月1日開始」とはっきり決まったことは今後ビザ申請計画を立てるのが楽になったような気はします。

2021年3月5日金曜日

テンポラリービザホルダーへのニュージーランド渡航後の隔離施設の値上げ

最近はJandals Lifeにビザの情報をアップデートすることも多いのでここでのアップデートは久しぶりですね!

今日はニュージーランドに渡航する際に必要な隔離施設に関してのアップデートです。


隔離施設の予約


こちらのサイトから隔離施設の予約が可能です。
2月の時点で既に6月まで埋まっていて、空きがない状態が続いていますが、キャンセルがある度に空きが出るとのことです。
渡航用のビザをお持ちの方で隔離施設の予約で困っている方は、定期的に確認することをお勧めします。

値上げについて

2021年3月25日までの料金は一律以下の通りとなっています。
  • 1人、もしくは複数人で滞在する場合の1人目は:3,100ドル
  • 追加の2人目の大人:950ドル
  • 追加の子ども(3歳から17歳)1人:475ドル
  • 3歳未満:無料
3月25日以降、上記のビザを保持していて渡航をする方の隔離施設の料金が変更となります。
新たな料金は、以下の通りとなります。
  • 1人、もしくは複数人で滞在する場合の1人目は:5,520ドル
  • 追加の2人目の大人:2,990ドル
  • 追加の子ども1人:1,610ドル
  • 3歳未満:無料

まとめ

大幅な値上げとなりますので、渡航を考えていた方、及び渡航用のビザを申請し現在隔離施設の予約を待っている方は注意してください。

2020年9月9日水曜日

ワークビザ保持者の為のニュージーランドへの新たな渡航例外措置(New border exception for normally resident work visa holders)

 ニュージーランド政府が、コロナウイルスの影響で帰ってこれなくなったワークビザ保持者の為のカテゴリーを新たに作ることを発表しました。

https://www.beehive.govt.nz/release/new-border-exception-normally-resident-work-visa-holders-0

今のところ「ワークビザ」というくくりですが、Work To Residence Visa、Essential Skills Work Visa、Entrepreneur Work Visaとなります。